カナダ大学留学 体験談

こんにちは、Tomoyoです!

日本の文系大学卒業後、社会人経験を経て、カナダに渡航してもうすぐ3年。今はバンクーバー現地留学エージェントの一員としてカナダで頑張る学生さんのサポートをする傍ら、2年制大学の1年生として奮闘中です。

一般英語を学ぶ語学学校や、専門スキルを学ぶ専門学校と違って、何が目的なのかと思われがちな大学留学。カナダの大学ってどんなとこですか?日本と違いますか?何が学べるんですか?等々…学生さんからの質問をふまえて、私個人の大学留学のリアルな比較体験談を書いてみました。

 

2年制大学(Associate degree)プログラムとは?

日本で言う短期大学士という学位取得プログラム。2年制大学卒業資格にあたります。将来、4年制大学卒業資格であるBachelor degreeへの編入を目指すことが可能です。勉強内容は英語・数学・歴史・心理学等の大学レベルの入門コースといった、いわゆる教養科目を約60クレジット受講します。専門知識を身につけるというよりは、総合的な英語力と論理的な思考力を養うプログラムです。バンクーバーだとDouglas College, Langara College, Alexander College, Columbia College等で開講しています。プログラム修了後は最長3年間のPost graduation open work permit(就労ビザ)申請が可能です。

 

フレキシブルなカナダの大学

遠い昔、周りの友達と同じように受験勉強をしました。結局あまりいい結果がでなく適当に選んだ専攻で4年もの年月を過ごすことになってしまったのですが…

それに比べカナダの大学入学条件は高校卒業資格と英語力の証明(IELTS overall 6.5)のみ。1セメスター分(最低3コース)の学費を支払ったところで入学許可がでるという日本のシステムからは考えられないスピードでした。しかも入学前に専攻は決める必要がないのがビックリ!Art(文系)/ Science(理系)の申告は必要ですが、入学後、簡単に変更ができるんです。実際に様々なコースをとってみて、徐々に焦点をしぼっていくことができます。大学間での単位移行システムも整っていて、カナダの大学はとてもフレキシブルです。

university-clipart-jRTAAAEiL

クラスは少人数、求めれば助けてくれる環境

わたしの通う2年生大学は特に留学生の多いところで、1クラスは最大で20名ほど。大学でよくある大講堂での講義は全くなしです。目の届く範囲で、SFUUBCMaster(修士号)Ph.D(博士号) を取った教授からレクチャーを受けることができるのは2年制大学のいいところだと思います。日本のゼミのような感じです。

学生の中で日本人は結構レアで学校全体で2-3人です。その分教授は私のことをよく気にかけてくれていたように思います。授業内容はハイレベルでそもそも英語でつまずくことの多い私は、その教授からの気配りにとても助けられました。全てのコースで最前列に座って私はここにいるアピールをして、休憩時間にわからないことを聞くという姿勢がよかったのかも。プラス、それぞれの教授はオフィスアワーというフリーな時間帯を持っていて、それを利用してコミュニケーションを積極的に取ることで、課題へのヒントをさりげなくもらえたりします。自分から助けを求めにいくと全力で助けてくれる(行かないと助けてくれない汗)カナダの雰囲気、素敵です。

Photo - college student in a classroom

国語の授業は必須、そして激ムズい!

私は日本で論文を書いたことが実はないんです…大学入学時に小論文もなければ、卒業時もやりませんでした…在学中もせいぜいレポートくらいで、日本語自体と向き合う機会から目を背けてきました。それとは違い、カナダの大学では国語のコース(English 100)修了が必須です。今後、勉強していくうえで必要な読解力・思考力・説得力などをつける大学レベルの国語(英語)コースで、リーディング・ライティングの繰り返しの授業です。

私の場合、1セメスターのうちに4つのエッセイ(Summary Essay/ Narrative Essay/ Comparative Essay/ Research Essay)を提出しました。IELTSの勉強を通して、エッセイの書き方についてはある程度わかっていたつもりでしたが、大学の英語はまたレベルが違う…様々な分野の文章を読むにあたり、知らない単語・表現ばかりで理解するのにものすごい時間がかかったり、自分の書いたエッセイはなんど見直しても文法間違いがあったり、パラグラフ(段落)を長くしたいのに、堂々巡りで頭が混乱し全く進まなかったり。日本語でも作文は得意なほうではなかったので、提出前日はほぼ徹夜でした。提出後は教授からのコメントをもとに修正を加え、もう一度提出という鬼作業でした。

が、これらの提出までのプロセスは学生の意思に委ねられていたので、セメスターの最後の方には期日までに課題をこなし授業に出る学生とそうでない学生の差がすごく開いていました。もちろん私は前者ですww(そうでもしない限りコースを落とすことになるという恐怖感を常に抱いていたので)

そして日本の大学と違うもう一つの点が、本やウェブサイトの引用方法(Citation)についてとことん教えこまれることです。信頼できる情報源から正しく引用し、自分の意見に説得力をつけていくのがエッセイの基本なのですが、それをするにはその情報源を異なる3つの書式に沿ってリスト化していかなければいけません。とっても面倒です…が著作権侵害に厳しい北米では、盗用(Plagiarism)に超がつくほど敏感です。たとえ、大学生の書いた論文に対して不正が見つかった場合でも、大きく減点され学生に処罰が下ります。教授はよく、『私たちは学生が盗用したかどうか見つけるエキスパートよ!』と言っていました。

なんとかコースをパスした今、英語だけでなく日本語でも自分の意見・主張を明確に相手に伝えるために必要な基礎力を学ぶことできた、ハードだけど語学学校や専門学校じゃ学べないことを多く吸収できた期間だったと思います。

 

cixabeci

分野は関係なく選べる幅広い選択コース

前にも触れたように、日本の大学は専攻を入学時に決めますよね。最初の方は選択授業があるとはいえ、選べる範囲がものすごい限られています。

それに比べ、カナダでは例えArt(文系)を選んだとしても、数学や化学といった理系科目も取る必要があります。そんなの専攻に関係あるの?と日本人の感覚では疑問に思いますよね。カナダの大学教育では学生が幅広い総合的な知識をつけた上で専門をもつことをひとつの目標としているようです。その分、途中で専攻を変えることは普通なことみたいです。私の場合、前セメスターではPsychology(心理学)とEconomics(経済)を取りました。次セメスターではEconomics が気に入ったのでもうひとつ上のレベルと、Mathematics(数学)と、Fine Art(美術)履修予定です。

このように、特に始めの方は好きな教科を取り、その後に気に入るかどうかで自分の専攻をきめていくことができる、とっても合理的なシステムになっています。コース履修時にはカウンセラーとの予約を自分でとって、アドバイスをもらうこともできます。

常駐チューターも学生をサポート

週何時間とは決まっていますが、留学生にとって頼りになるチューター。1対1で自分の課題をチェック、アドバイスをしてくれる素晴らしいサービスがあります。外で探すと1時間$20~50くらいするのが、無料で利用可です。自分で課題の進捗状況と提出期限とチューターの空き具合をみてうまい具合に調整できるかがカギです。

6-advantages-of-online-tutoring

 

まとめ

カナダと日本の大学を比べてみると、カナダの大学生に与えられている自由度が高いように感じます。専攻の決め方や授業の進め方等、いろんな場面で日本に比べて自由で、学生それぞれの裁量に任されることが多いと思いました。自分で考えて行動して、困ったら自分で助けを求めにいけばサポートをしてくれる環境が整っています。でも裏を返せば学生ひとりひとりの責任が大きいと言えるかと思います。『自由』は自分の行動で起きた結果に自身で責任をとるという前提のもとに存在するんだな、と大学留学を通して実感しました。

あくまで私個人の体験ですが、カナダの大学留学のイメージをつかむ参考にしてもらえたら嬉しいです。ここはどうなの?あれはどうなるんだろ?と思ったらお気軽にお問い合わせください🎵

お問い合わせフォーム