IELTS or CELPIP

人間かパソコンか、それがIELTSとCELPIPの違いだ

移民の前の最後の難敵、英語テスト。IELTS vs CELPIP 第二弾

☆IELTSとCELPIP、どちらの英語テストを受けた方がいいのか迷っている方

IELTSとCELPIPの一番の違い、人間相手かパソコン相手かを中心に、実施方法の特徴とCELPIP受験の際のコツをご紹介します。

ブログの第一弾はこちら。

IELTSとCELPIPの最大の違い。-人間かパソコンか?-

前回のブログでは、IELTSとCELPIPが両方ともカナダ移民に使えることをご紹介し、最後に、実施方法の違いに触れました。

IELTSは鉛筆書きで、Speakingは試験官との対面式です。一方、CELPIPはコンピューターベースの試験で、全ての入力にはキーボードを使い、Speakingはコンピューターのモニターに向かって一人で喋ります。

この人間かパソコンかの違いがIELTSとCELPIPの最も大きな違いです。

IELTS -人間相手、鉛筆書き-

スピーキングパート

interview

IELTSのスピーキングパートは人間の面接官を相手に話すので、言わば普通です。構成は以下の3パートです。

パート1 約5分 名前や趣味など、自分自身に関することについて、幅広く質問され、それらに答えます。
パート2 約3分 特定のトピックについて、1分間で準備して2分間でスピーチします。
パート3 約5分 パート2のテーマに関して試験官と質疑応答します。

ライティングパート

IELTSのライティングパートは鉛筆書きの記述式です。これはスペリングの知識が問われます。

パート1 150語 表やグラフについて説明する。
 パート2 250語  指定されたトピックについてエッセイを書く

スペルに気を使わなければいけないだけでなく、単語数も考えながら試験を進める必要があります。鉛筆書きなので、文字数を調整するために始めの方の段落を膨らませるのは解答用紙が汚くなってしまい、容易ではありません。

CELPIP -パソコンに向かって喋り、キーボード入力-

スピーキングパート

speaking to PC

CELPIPのスピーキングパートは与えられた準備時間で話す内容を考え、指定された時間でスピーチします。

パート1 90秒 アドバイスをする。
パート2 60秒 個人的な経験について話す。
パート3 60秒 イラストを見て状況を英語で説明する。
パート4 60秒 パート3と同じイラストを見て次に何が起こるかを予測して説明する。
パート5 60秒 2つの提案のうち一つを選び、他の案を選んだ人を説得する。
パート6 60秒 困難な決断を、友人、家族、同僚などに説明する。
パート7 90秒 ある意見に対し、賛成か反対かの立場を取って理由を説明する。
パート8 60秒 日常にないような絵を見て、その絵を他の誰かに説明する。

指定の時間が終わると、回答の途中でも問答無用で回答が打ち切られます(回答が途中で切れるのは減点対象)。また、話す内容が浮かばない時も問答無用で回答時間は進んでいきます(無言の時間が長い回答ももちろん減点)。

また、変化球の様な問題が出されたときに、準備時間1分程度の間に対策を考えなければなりません。私の場合は、パート2で、「あなたが貰った変なプレゼントについて教えてください」という問題が出ました。

スピーキングパートでは、基本的に作り話をスピーチしていたのですが、「あなたが貰った変なプレゼント」という狭い指定に、とっさに話を作ることも、自分の過去の経験から話すこともできませんでした。

結局、思考がフリーズしてしまい、回答時間の最初の20秒位を無言にしてしまいました。その結果が、前回のブログで掲載した私の残念な試験結果の原因の一つです。(悔しいから再掲)

 

 

ライティングパート

CELPIPのライティングパートはキーボード入力です。しかもスペルチェック機能が働くので、スペルミスを気にする必要がありません。

パート1 150語~200語 日常的な状況についてEメールを書く。
 パート2 150語~200語 架空の調査に対し、賛成か反対かの立場を取り、理由を説明する。

先ほどのIELTSと全く逆になりますが、スクリーンに単語数が表示されるので、今何単語を書いたのか、常に確認しながら試験を進めることができます。最後に文字数を調整する時も、最初の段落を膨らませる等の修正を容易に行うことができます。

CELPIPの意外な強敵 -ノイズ-

noice

ここまで、IELTSとCELPIPの違い、人間かパソコンかについて述べてきましたが、CELPIPには実は意外な強敵、ノイズがあります。

CELPIPはパソコンのスクリーンが並べられた部屋で30名位(試験会場により異なる)の受験者が一斉に受験します。受験者同士はつい立てで仕切られているだけなので、他の受験者がたてる音がダイレクトに聞こえてきます。

他の受験者がたてる音とは、スピーキングの回答と、キーボードのパンチ音です。

特にスピーキングは、近くの受験者と回答のタイミングが重なると、自分が今答えている問題の回答が聞こえてきて、自分の回答に集中することができません。

ノイズへの対処法 ~私の場合~

この問題に私がとった対処法は、試験の初めの説明を聞く際に、他の受験者がすぐに「次へ」ボタンを押して先へ進むのに対し、時間いっぱいまで待って、試験の開始時間を遅らせることです。各セクションごとの説明でも同様の行為を行い、他の受験者とスピーキングの回答時間をずらすことができます。(その分、リスニングの途中で他の受験者からの騒音が来ますが、耐えるしかありません。)

IELTSの場合は、面接室に順番に入るので、他の受験者の回答が聞こえることはありません。ライティングについては、他の受験者が勢いよく書く音のプレッシャーは感じますが、これは他の一般の筆記試験でも常に起こることなので、我慢できる範囲です。

もうちょっとだけ続くんじゃ

またブログが長くなったので、また1回切ります。次回は試験対策のしやすさ、対策講座や教材の量と種類についてITLTSとCELPIPの違いを紹介します。次で完結させるつもりなので、もう少々お付き合いください。

ここまで書いてきてお分かりかと思いますが、私はCELPIP推しで、自分もCELPIPを受験しました。CELPIPの試験の方がIELTSよりも簡単だと言っていいと思います。ですが、簡単な問題だと高スコアを取るために高い正答率が必要なので、どちらが良いかの判断は人によって異なります。

永住権を取るためには、カナダ公用語のテストは避けては通れない道なので、試験勉強と試験そのものをいかにストレスなくこなせるかを基準に判断してみてはいかがでしょうか?

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