Test

IELTSかCELPIPか、それが問題だ

絶対カナダに移民したい!でも、そこに立ちはだかる難敵が英語テスト

☆永住権申請のための条件をやっと満たしたのに、ポイントシステムで目標点に届かない方

☆IELTSとCELPIP、どちらの英語テストを受けた方がいいのか迷っている方

カナダ永住権取得のために避けては通れない英語試験のハードルをいかにしてクリアするかをご紹介します。

あなたがカナダ永住権を取って移民したいと思った時、英語(またはフランス語)の運用能力を問われます。カナダの永住権制度、Express Entryのランキングシステム(CRS)は、自分のプロフィールを数値化して、一定以上のポイントを得た申請者が本申請の権利を与えられます。そのポイントシステムCRSで、公式英語テストで高得点を取ることが、永住権取得に向けて大きな違いを生み出します。

この記事では、永住権取得に使える公式英語テストの内、International English Language Testing System (IELTS) とCanadian English Language Proficiency Index Program (CELPIP)についてご紹介します。それぞれのテストの特徴とご紹介しますので、どちらのテストが自分に向いているかを決める手助けにしてください。

IELTSとCELPIP、どう違うの?

IELTSもCELPIPも基本のフォーマットは一緒で、Reading、Listening、Writing、Speakingの4分野で構成されています。IELTS、CELPIPにはそれぞれテストの種類があり、留学、永住権取得等、自分の目的に合った種類のテストを受けます。

  • IELTS: British Englishをメインに色々なアクセント(特にイギリス連邦の国のアクセント)がListeningで使われます。Writingでは、British、American両方のスペルや用法が認められます。IELTSはアカデミック(留学用)、ジェネラル(移民用)に分かれていて、永住権取得のためにはIELTS Generalを受験します。
  • CELPIP: カナダ英語が使われますが、これは日本人が中学、高校で勉強した訛りのないアメリカ英語に近く、日本人にとっては非常に聞きやすいです。スペル、用法はBritish、Americanの両方が認められます。永住権取得のためには、CELPIP-General Trainingのテストを受験します。

両方のテストともに、スコアをCanadian Language Benchmark (CLB)という、永住権取得のために用いられる英語力の指標に換算します。換算表はカナダ移民局(CIC)のウェブサイトに記載されています。

カナダ移民局ホームページより引用

最終成績の換算方法に実は大きな違い

この換算方法に実は大きな落とし穴が隠されています。Express Entryや州ごとのPNP制度には様々なカテゴリーがあり、カテゴリー毎に、Reading、Listening、Writing、Speakingの全てのバンドを個別に入力するものと、全体の成績を入力するものがあります。IELTSは全体の成績(オーバーオール)の計算方法があり、全バンドの平均を取り、0.25未満の端数は切り上げ(!)をします。それに対し、CELPIPにはオーバーオールのスコアがなく、全バンドで最低のバンドの点数が全体の成績になってしまいます!!

例えば、あるバンドのスコアが満点でも、極端に低いバンドがあると、満点のバンドにはまったく意味がなくなってしまうのです。ここで、残念な人のスコアを紹介します。Readingのスコアが満点の12ですが、Speakingのスコアが6のため、永住権申請の際にはCLB6しかもらえないのです。これは、IELTSだと5.5に当たるので、結構低いスコアです。

残念な人(私)の成績表。全バンドの平均ではなく、一番下のバンドのスコアを永住権申請に使うと分かった時は、膝から崩れ落ちました。

テストの特徴 - どう違うの?

IELTSもCELPIPも英語の標準的な運用能力を測るものなので、テストの難易度に差はありません。違いがあるのはテストの実施方法です。

IELTSは鉛筆書きで、Speakingは試験官との対面式です。一方、CELPIPはコンピューターベースの試験で、全ての入力にはキーボードを使い、Speakingはコンピューターのモニターに向かって一人で喋ります。

また、試験時間は両方とも3時間で一緒ですが、IELTSはバンド毎の待ち時間がテスト時間に含まれておらず、全体の拘束時間はCELPIPよりも長くなります。

ブログの記事が長くなってきたので、一旦ここで切ります。次回のブログではIELTSとCELPIPの違いについて、より詳しく解説します。


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